尿酸値とアルコール

尿酸の元になる物質として、プリン体が挙げられます。アルコール飲料にはプリン体が含まれており、体内の尿酸値を上げる働きがあります。

 

「尿酸値が高くなったらお酒を控えましょう」と言われることが多いですが、理にかなったアドバイスだったんですね。

 

お酒に含まれるプリン体

アルコール飲料に含まれるプリン体の量は、以下のとおりです。

• 地ビール（350ml）: 16.0mg〜58.3mg
• ビール（350ml）: 11.6mg〜34.2mg
• 発泡酒（350ml）: 3.9mg〜13.7mg
• 日本酒（180ml）: 2.2mg〜2.8mg
• ワイン（200ml）: 0.8mg
• ブランデー（60ml）: 0.2mg
• 梅酒(100ml):0.2mg
• ウイスキー(100ml):0.1mg
• 焼酎（25％・100ml):0.0mg

ご存じのとおりビールのプリン体含有量は多め。逆にウイスキーや焼酎のような蒸留酒はプリン体がほとんど含まれていません。

 

プリン体が少ないお酒なら飲んでもいい？

残念ながら、プリン体が少ないからと言ってウイスキーや焼酎をいくら飲んでもいい…というわけではありません。

 

というのも、アルコールは体内のエネルギー源であるATPを分解し、プリン体が増えます。また、アルコールは腎臓の機能を低下させ、尿酸の排出を妨げます。

 

つまりビールやウイスキーに限らず、アルコール自体が尿酸の産生・排出阻害の原因になってしまいます。数値が下がらないという人は、まず可能な限りお酒を控える所から始めてみましょう。飲みすぎは禁物です。

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